女川圭一郎が焦った理由

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その先輩とやらがよほどセクハラ紛いのお勧めをしてくるのであろうか? ちょっと困った表情を下山田さんは浮かべている。 なんだかそんな作品を持っている俺までセクハラまがいな気がしてくる。 「そ、そうなんだ。俺も人に勧められただけで……」 逃げ去るように俺はスーパーを後にした。 意外に下山田さんを狙う男は多いと見えた。 同級生でもバイトの同僚でもない、接点の少ない俺はよほど頑張らないと負けるな。 俺は次の攻略法を考えていた。
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