夏目宏市がしなびた野菜みたいになった理由

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次作では下山田紗枝と黒幕の対決が再戦される予定だ。 探偵下山田紗枝シリーズは一人称小説となっており、視点は下山田紗枝のアシスタントであり同級生でもある夏木宏市(なつきこういち)視点となっている。 いわゆるワトソン役の視点で読者のミスリードを誘う役だ。 夏木宏市とは当然夏目宏市、つまりは僕の分身だ。 自分でも痛々しいとは思うが小説の中で親密になっていく下山田と夏木を書いているとなんだか幸せな気分になっていく。 そんな自分を省みると「ああ、僕はキモいんだな」と自嘲する。
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