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放課後の掃除当番。
僕は黙々とほうきをかける。
男子はおろか女子もサボり気味で掃除は大抵僕がしていた。
クラスのみんなが僕と一緒の掃除当番になると「掃除大臣と一緒になった」と喜んでいる。
みんなと遊ぶよりは掃除をしている方が気が楽な僕はひとりでさっさと掃除をする。
それでみんなが喜んでくれるのだから僕としてもやりがいがあった。
別に虐められているわけでもなく、掃除が終わるとみんなから感謝の意を聞けるのだから僕としても悪い気はしない。
「ちょっとあんたたち!夏目君にばかり掃除させないでちゃんと掃除しなさいよ!」
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