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ヤッベ、これガチでやべぇ。
王道転校生のような総受けタイプじゃないけど、これはこの学園に嵐を巻き起こすかもしんねぇ。
だって、抱かれたいランク1位の生徒会長よりも美形度も気品も上品さも色気も男前度も、もう何もかもが上なんだもの~!
「あ~、えっと、東堂怜緒くんだよね?オレは同室者の今脇透陽。担任に言われて迎えに来たんだ。」
とりあえず声をかけてみた。
「あぁ、ありがとう。今脇くん。」
うわっ。すんげぇエロボイス。
少し低めの耳障りのいい蠱惑的な音が耳の中に入ってくる。
腰にクる声ってこういう声か~!!
耳元で甘く囁かれたら、タチでも堕ちるかも…。
それにこの澄んだ漆黒の瞳に自分の姿が写ってると思ったら、ゾクッとくる。
現に興奮なのか欲情なのか、背筋がゾクゾクしてる。
マジでやべぇ。
「ははっ。これから卒業まで同室なんだから、透陽でいいよ?仲良くしようぜ。」
返事を聞く限り常識あるタイプみたいだし、このままだと何かに流されてしまいそうだったから、軽い笑いで誤魔化してみた。
「ん。よろしくな。俺も怜緒でいいし。」
少しだけ口の端を上げるだけの笑みを見せた怜緒に
「りょーかい。んじゃ、先に職員室行こ~」
先に立って案内を始めた。
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