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チワワ達の熱い視線をスルーして着いたテラス。
「裕太、まだ来てないな~。」
噴水の周りに配置されてるテーブルのうちの一つに腰掛けながら裕太を探す。
「あー、芝センセに部活のことで呼ばれてるって言われてたからな~。」
「ふぅん。副キャプテンは大変そうだね~。」
「お~。まぁ、裕太だから2年でも副キャプテンやれるんだしぃ。流石、俺の彼氏だよなぁ。」
「あーはいはい。のろけはいらんっ。のろけるくらいなら、オレの前でイチャイチャしろ。それ見てニヤニヤさせろ。んでそのまんま、押し倒されろっ!ていうか、そろそろ見せろ!」
敬志と裕太には腐男子ということを隠してないから、思いっきり言える。
「誰が見せるかっ!敬志の可愛い姿はオレだけのもんだ。」
バシッと頭をはたかれて落とされた台詞。
犯人は裕太だ。んで、敬志はその台詞に頬を染めてる。
うひょっ!
その顔いいねぇ~。
「いつの間にっ。でも!裕太~、今のナイスっ!!萌えた~。キュンてきたぁぁぁ。」
敬志に親指を立てた後、振り返ってはあはあ言ってると、呆れた表情の裕太。
「はぁ、ホント残念なイケメンだよな。透陽は。」
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