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裕太がため息を零しながら敬志の隣りに座った。
裕太は爽やかイケメンタイプ。中身は爽やかとは言いにくいけど。天然物のこげ茶の髪はショートで大きめの二重の目元。
敬志と並んでるとなかなかお似合いだ。だから2人のファンクラブもこの2人を見守る会になってる。まぁ、どこでもラブラブだし付き合って長いしねぇ、この2人。
あぁ、ファンクラブていうのは、親衛隊ほど人数が集まんないけどそれでも組織的に動きたいって言って活動してる団体のこと。確か、15人未満じゃなかったかなぁ?
詳しくは知らない。その辺は興味ないし。
この2人の場合はちょい特殊。2人1セットで見てるからの15人以上で組織されてるけど親衛隊じゃなくてファンクラブなんだって。その子たちによると。ややこしいよね。
「だから~、チワワちゃんたちの夢を壊さないように、腐男子ってこと隠してんじゃん?」
お弁当を広げてる裕太に言い返すと
「透陽もバイだろぉ?だったら別に相手探しゃいいんじゃないの~?」
「チワワちゃんたち、可愛いじゃねぇか。いっつも期待の籠った目で見られてんだし。」
と2人に言われた~。
可愛いに反応した敬志が裕太の頬を抓ってるけども!
いや、そんな反応萌えるけども!
「いやいや。欲求不満な時に抱けって言われたら抱けると思うよ?でも、進んで抱きたいと思うような子いないし~。抱いてって言ってきた子たちの1人でも手を出したら後が大変じゃん?全員相手しなきゃいけなくなったりしたらめんどいし。」
反論させてもらう方が先だよね。
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