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オレの言葉に裕太は納得したのか「あぁ。」と頷いたけど、敬志は分かってない様子。玉子焼きを口に含みながら首を傾げてる。
そんな姿が可愛かったんだろう、目尻を下げながら敬志の頭を撫でる裕太。
オレは2人を見ながらニマニマ。
ほんっと、この2人見てるとキュンキュンするよ~!!
「なぁ?なんで手を出したら後が大変なんだ?」
結局、敬志は分かんなかったらしい。
「1人を相手するとオレもオレもーってなるだろ?んで、また相手してもらえるって思うかもだしな。いちいち相手してたら体もたねぇよな。」
「そうそう。それにただの体の関係のみで割り切って付き合えるんだったらいいけどさぁ、そんなん言ってくるってことは少なからず恋愛感情が絡むだろ?それで優劣ついて生徒会の親衛隊みたいにブラックリスト入りが今以上に過激になられても困るし。
本気で惚れた相手や友達なら守る気にもなるだろうけど、そうじゃないのにいちいちそんなことできねぇよ。それに親衛隊の子たち、裏切れないしね。
だいたいがオレはイチャイチャしてるのを見るのを好きなんであって自分がやっても萌えれん!」
グッと拳を握りながら力説すると、敬志も「これが腐男子か。」と納得したのか頷いた。
まぁ、この2人はオレの親衛隊が特殊なのは理解してくれてるし、オレのこともわりかし理解してくれてるし、な。
そんな会話や転入生の噂だったりをだらだら喋りながら昼食を済ませた。
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