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ここは何処だ?
「「正」」
父さん?
待ってくれ
父さんは暗がりへと歩き出してしまう
父さん!行かないでくれ!
声が出ない
こんなにも近くにいるのに
手を伸ばしたら届きそうなのに
声さえ届かない
父さん………
リリリリリリリリリリリリッ!
「………………………」
夢か
「父さん…」
俺はいったいどうすればいいんだ
この先立ち直れなくなりそうなことがあったら
誰に支えてもらえばいいんだ
誰か教えてくれ
「私が支えになってあげるよ」
「!!!」
辺りを見回すが誰もいない
幻聴か?
でも確かに彼女の声が……
アイツの言いそうことだ……
だがこのことは誰にもしゃべらない
話して解決出来るような甘いものじゃないからだ
俺は朝食をたべ、学校に向かう
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