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「おはよ」
後ろから彼女が走ってくる
「………………」
「あれ?無視?」
「…おはよう」
俺はぼそりとつぶやく
「うん、よし!」
何がよしなんだか
「おまえさ、ホントに何なんだよ」
「正ちゃんの彼女」
「違う、俺はお前と付き合い始めた覚えはない」
俺はきっぱりいう
すると彼女は拳をかかげて
「いつかきっと私の彼氏にしてあげるから!」
俺を落とす宣言
……やってみやがれ
校門をくぐり、教室へと向かう
「じゃあな、昼はくるなよ」
「うん、行くね!」
成り立っていない会話が終わりお互いが教室に向かう
その時
"無理しなくていいんだよ"
去り際に彼女がそういった気がした
「無理…か……」
確かにしてるかもな
俺は教室にいる雄也のもとへとむかう
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