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「また彼女と登校ですか？」
この声は、雄也(ゆうや)だ
「ちげーっていってんだろ、アイツと俺はそんな関係じゃねーんだよ」
そう、俺はただ付きまとわれてるだけだ
「ふーん…ホントに？」
「いや、ホントは大好きだ！」
隣で彼女がそう高らかに答えていた
「お前いつの間に！？もうホームルームはじまるぞ！」
何てやつだ……
「やっぱり赤石くんあのコと付き合ってたんだね」
「否定するのは照れ隠しか！」
あぁ、クラスのなかで誤解が広がっていく……
「何てことしてくれんだよ！」
「？」
？じゃねぇよ！
「もういい、クラスに戻れ………」
彼女は帰っていき、やっと俺に穏やかな一時が訪れた
容姿もスタイルもいい、それは認める
だが俺は女に興味がない
カッコつけてるわけじゃない
ダメなんだ……どうしても………
唇をギュッと噛み、俺は号令に従い立ち上がった
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