おかしな関係

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「私は正ちゃんのことこんなに好きなのに?」 「あぁお前がいくら俺のことが好きでもだ」 「そっか、そうだよね」 最低なことをしてるという自覚はある だけどそうするしかないんだ 俺は一人のほうがいい そう思っていた 「どうしたの?」 彼女が心配そうに言う 「別に、なにもない」 「ならいいけど…」 俺達は俺の家へと続く坂の上で別れ 俺は家族のいない家に帰る 「ただいま……」 誰もいないとわかってるのに ただむなしくなるだけなのに 俺は毎日問いかけるように玄関で呟いていた
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