異世界+モテ期=モテているのはドラゴンの僕

天使+ドラゴン=物語の始まり

「それでは準備ができたところで……ＧＯ」

「ゴー、って……」

　まだ色々と聞きたいことがあったけど、僕はドラゴンのコックピットに乗り込むことにした。
　……これ以上時間が経過すると問答無用でゾウリムシにされそうな気がするし……。

　でもどうやってコックピットのある頭までいけばいいんだろう？

　ウィィン……。

「わっ!?」

　突然ドラゴンが右の前足を僕に近づけて手のひらを見せる。

「乗れってこと……？」

　恐る恐る手のひらに乗ると、ドラゴンは僕を自分の頭へと持って行き、僕はドラゴンの額にあるコックピットに入った。