天使+ドラゴン=物語の始まり

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「ロイヤード……私が作ったドラゴンにふさわしい雄々しい名前ですね。  そしてグレン……あなたの平凡な容姿と人柄に反して無駄にカッコいい名前ですね。まあ、平凡な人間は少なからず優れた人間に憧れるものですから良しとしましょう」  以上がメグミさんのマジ容赦のないコメント。  ……そろそろ泣いてもいいよね? 僕? 「では行ってらっしゃいませ、グレンさん(笑)」  いや、ちょっと待って。 「では」って、突然すぎるでしょう、メグミさん!  というか、今の名前の後にあった「(笑)」ってな……にぃぃぃぃ!?  ゴォォォォ!!  メグミさんの言葉を合図に僕が乗るドラゴン、ロイヤードは猛スピードで飛び出した。  ちょっ、これってばGがキツすぎるって! 息が出来ないって!  そんなことを考えていると、突然何かにぶつかったような衝撃が襲ってきて、僕は意識を失った……。
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