第01章 出逢い

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 …………ガウゥ…… リューヤ「……ミーシャを呼ぶか……」 リューヤはそう言うと、懐からネコ笛を取り出して思い切り吹いた。 ※ネコ笛 ネコバァから初めてオトモアイルーを雇うと貰える笛。 吹くと、獣人種にしか聞こえない音域の音が出て、自分のオトモを呼ぶ事が出来る。 笛ひとつひとつの音は微妙に異なる。 微妙な違いを聞き分け、オトモは自分の雇い主の元に駆け付ける。  ………? リオレウスは首を傾げている。 すると、自宅の方からミーシャが(四足歩行で)走って来た。 ミーシャ「どうしましたか~旦那さ……ニャニャ!?」 ミーシャはリオレウスを見て驚く。 まあ、無理もないが。 リューヤ「ミーシャ、家からありったけの生肉と回復薬、それに厚手の布を……」 ミーシャ「ウニャニャニャニャニャニャ!」 完全にパニックの様だ。 リューヤ「ちょっと落ち着け!(SELECT)」 アシゲッ ミーシャ「ブニャッ!」 リューヤの蹴りはミーシャの顔面にジャストミート。 ミーシャ「ウニャ~…ニャ!旦那様!ニャンでココにリオレウスが居るのですかニャ!?」 リューヤ「そりゃ俺だってそう思ったさ……けど……」 ミーシャ「けど?」 リューヤ「いくらモンスターといえど、キズだらけの奴をほっとく訳にはいかないだろ?」  ………… ミーシャ「しかし旦那様…」 リューヤ「とにかく、さっき言ったやつを持って来てくれないか?この森に入る人なんて滅多に居ない。もう少し奥の方でかくまえば大丈夫さ。」 リューヤはミーシャを安心させる為、笑顔でそう言った。 ミーシャ「ニャ……分かったニャ。すぐに持って来ますニャ。」 タッタッタッタッ……… .
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