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~食事後~
リューヤ「うーむ、このリオレウス、助けたはいいけど、このまま野生に返すのは危険そうだな……」
ギャウ! ギャウ!
ミーシャ「しかも旦那様、スッゴク懐かれてますニャ;」
今の状況はというと、リューヤはリオレウスの頭を撫で、リオレウスはリューヤに頭を擦り付けている。
リューヤ「…俺が育てるか。」
ミーシャ「……旦那様なら言うと思ってたニャ。でも、大丈夫ですかニャ?」
リューヤ「大丈夫さ、ココは滅多に人が入って来る事は無いからな。ハンターなんかなおさらだ。」
グルルルルル……
リオレウスは撫でられて嬉しいらしく、喉を鳴らしている。
リューヤ「……名前、付けっか。」
ミーシャ「どんな名前にするニャ?ボクにはネーミングセンスなんて微塵も無いから、旦那様に任せるニャ。」
リューヤ「……………。」
…………ギャウ……
リューヤ「……白銀の太陽……白(ハク)でどうだ?」
ミーシャ「いいと思いますニャ!」
ギャウ!
リューヤ「気に入ってくれたみたいだな。」
こうして、リューヤは白を森に隠して育てる事にした。
そして、特に大きな変化もなく、5年の歳月が経った。
この時から、世界が動き出す。
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