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~ユクモ農場~
農場の一番奥には、小高く盛られた土が2つ、そのすぐ奥には、長い間置いてあるのか、少し傷んだ武器―《輝剣リオレウス》と《月穿ちセレーネ》―が立ててある。
リューヤはその前に立っている。
リューヤ(父さん、母さん……俺、必ず、父さん、母さんを越えるハンターになってみせるよ…!)
ミーシャ(旦那様……)
ぐうぅ~~~
リューヤ・ミーシャ「!!」
突然、間の抜けた音が鳴る。
リューヤ「そ…そういや今日、緊張の余り朝から何にも食べて無かったっけ……」
ミーシャ「ニャ!旦那様!今日はボクが、腕によりをかけて、ご馳走を作るニャ!」
リューヤ「おっ、ありがとうミーシャ!じゃあ、家に戻ろうぜ!」
ミーシャ「ニャニャー!」
と、リューヤとミーシャが家に帰ろうと駆け出した時、
ガサガサッ
リューヤ(!?)
リューヤが聞いたその音は、農場近くの森からだった。
リューヤ「…ミーシャ、先に帰っててくれないか…?」
ミーシャ「? 了解ニャ。」
リューヤは農場を後にするミーシャを横目で確認すると、森の中に入って行った。
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