第01章 出逢い

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ガサッ、ガサッ リューヤ(確かに音がしたよな……) リューヤは音の主を探す為、森の中に足を踏み入れた。 が、音の主を見つけるまでそんなに時間は掛からなかった。 リューヤ(……嘘だろ……? 何でこいつが……?) リューヤの目の前には、横たわっている白銀の飛竜―リオレウス希少種がいた。 どうやらまだ子供の様で、体長は一般的なドスシャギィと殆ど変わらない。   …! グルルルルル… リオレウスはリューヤに気付き、唸り声を上げる。 が、その唸り声には力が無い。 リューヤ(こいつ……傷だらけじゃないか…) その白銀の身体は、付着した血によって光沢を失っており、至る所に傷を負っている。 リューヤ(……どうしたものか……)   グルルルルル…… リオレウスはリューヤを睨みながら唸る。 リューヤ「……仕方ねーな……」 リューヤはそう呟くと、リオレウスに歩み寄った。  グルルルルル… リオレウスは唸り続けるが、動く気配が無い。 恐らく全身の傷の為に動けないのだろう。 .
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