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RESISTANCE 報復の刻
1951年5月15日。
改造センターでキメラと化した兄を殺し、軍を抜け出して個人的にキメラに復讐をする男がいた。
男の名は「ジェームズ・グレイソン」。
戦時下での脱走は死罪が適応されるが、そこにヨーロッパのレジスタンスであるマキの女性兵士「レーヌ・ブシャール」中尉が訪れる。
彼女はパリ奪還、そしてキメラを滅ぼす血清をタワー内で感染させるオーバー・ストライク作戦への参加を条件にグレイソンの死刑を引き延ばした。
1951年8月30日。
作戦が決行されるが、情報が工作されていた事で出鼻を挫かれる。
何とか上陸するも、そこには進化した改造プロセスによって初めて生まれた女性キメラや、半人間半キメラのクローヴンが襲いかかる。
1951年9月6日。
グレイソンはこの戦争の最中でレーヌがキメラウィルスに感染した事を知る。
そして、不気味なクリサリスの巣の子宮にて、クリサリスと言う名のキメラに変異したレーヌと対峙する。
何とか彼女を撃退し、イギリス海兵隊とマキの連合軍の活躍もあってフランスのキメラを死に追いやった。
だがグレイソンは知っていた。
レーヌが最後の人間の意志で、血清でキメラは滅びるどころかさらに進化するという事実を。
そして、彼もまた……
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