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「私も出すしかねぇじゃないの!転生具!!」
天使さんがニヤリと笑う
ハア!!!! と声をあげると同時に
天使さんの転生具が出現した
おいおい、それは……
「軍手?」
そう!彼女の転生具は見た目は軍手だった。
「なにそれ?これは転生具よ!名前はないけど」
ん、普通の軍手だよな……
「……あんちゃん、気をつけて下さい、あれは転生具です」
「んなこといってもな」
「……仕方ないですね、元々ここにきたのは、あんちゃんを殺させないため、ということは……」
「「ということは」」
「……逃げます」
悪魔さんが俺の腕をつかむ。
「逃げるとでも思うの?」
「……えぇ、私は本気をだせば、天使の比ではないです」
この悪魔、そうとう自信あるんだな。でも……
「あの、悪魔さん……この状態で悪魔さんが本気を出されるとボク肩もげちゃうんですが……」
そう、慣性の法則である、初速度が速すぎるのはマズイ、徐々に速度をあげるなら大丈夫なのだが、
「……ダイジョウブです、そのための風刃です、この風刃は空間をも操ることができるのですよ」
「えっ」
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