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……疲れた……
数分前に俺は傘を放り投げてあの女の子前から逃げた。
このご時世、女の子が銃を持っているのはおかしいことなのだが、
しっかり持っていました。
はい、アイツ、銃を持ってましたよ。
実際に持っていて、「殺しにきた」と自分でいうくらいなのだから、ウンコの行動は死に値するのだろうな。
でも、なんで俺の方に向けて銃を構えたのだろうか。
同姓同名だけど
人違いだとわかったはずだろ。
とにかく、マズイ。
可愛い女の子にストーカーされたいって思っていたあの頃の俺を殴ってやりたい。
遠回りをし、ずぶ濡れになりながらも我が家にわたくしリョータは帰ってきました。
「殺されるかと思った」
いや、マジで。
というより警察に後で電話してやろうかな。銃を没収させなきゃいけんだろ。
「だから、殺しにきたっていってんじゃないの!!」
コイツ、俺のいつのまに俺の後ろに、
俺が捨てた傘をさして俺についてきたのか、
とりあえず、今すぐ警察呼びたいな。
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