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変わらない日常
そう、いつもと変わらない日常。
同じ時間帯に目を覚まし、同じ時間帯に家を出て、同じ時間帯のバスに乗り、同じ時間帯の電車に乗り継ぐ。
電車やバスでは、何回か見た覚えのあるサラリーマン風のおじさん、OL風のお姉さん。
学校に着けば、やっぱり見覚えのある学生達、教師達。
はっきり言って私は、この日常に飽きていた。
操られているかの様な錯覚にさえ陥ってしまう。
下らない教師の下らない授業を半日も受け、下らない生徒と一緒に半日もの間、行動を共にする。
休み時間には、下らない会話で盛り上がる子達を、冷ややか目線で見詰める、やっぱり下らない私。
いつからだったかな?
こんな風に捻くれた態度で、世間を見る様になったのは……
いつからだったかな?
……思い出せない。
まぁ、どうでも良いか。
下らない私の過去なんて。
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