いじわるな彼

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「コウ君……あのね」 幼い頃の私が、顔を赤らめながら言う。 「なぁに…?どうかしたの…??アイちゃん???」 幼い頃の琥珀が、不思議そうに答える。 「あのね……大きくなったら……コウ君のお嫁さんに………」 もごもごと私が言っている もじもじしている私に対して琥珀が言った。 「クスッあのねアイちゃん……僕のお嫁さんになってよ……」 まるで私の言いたかった事なんておみとうしだと言うように、琥珀は私の言いたかった言葉を口にした。 私は、顔をリンゴみたいに真っ赤に染めて頷いた。 まだこの頃は よかったな…………
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