幼なじみの本性

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まだ私が小学生の頃だった……… 放課後人が少なくなっていた。 私は、図書委員だったので一人残って本を並べたり、貸し出しをしたり仕事をしていた。 バチン 「サイテー‼‼」 何かを叩いた音と女の子の罵声が聞こえた。 何事だと思い窓の外をのぞいてみた。すると驚く光景が目に飛び込んできた。 「赤月君がそんな人だと思わなかったわ‼‼」 琥珀が女子の先輩にビンタをされていた。白雪姫のように白い肌の頬には、よほど強く叩かれたのだろう 真っ赤な手形がくっきりと写っていた。
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