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これが僕と彼の出会い。あの後の記憶は定かではない。でも、彼が去り際に「ゲーム、スタート」と愉快そうに言ったのをきちんと聞いていた。あの時から既に１ヶ月以上過ぎている。何度も彼を捕まえるチャンスはあったのだが、彼はその都度、捕まえられそうになった瞬間、ひらりとかわして僕の手からすり抜けていく。そして「あんたにおれを捕まえるなんて、まだまだ早いよ」とからかいながらいつものセリフを残して去っていく。
ゲーム、スタート
そして気付いたんだ。いつの間にか君に惹かれてる事に。
‐END‐
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