129人が本棚に入れています
本棚に追加
ひかる
『あらやだこんな時間!お嬢様、急ぎましょっ!』
学校までは歩いて10分程度。
一歩外に出れば普通の女の子で、執事のいる家のお嬢様には見えない。
良いのか悪いのか…笑
さくら
『あ、早希!おはよー!』
西田早希
さくらの親友。さくらより10センチ程背が高く、気の強い性格。ショートカットが良く似合うお姉さん的存在。
早希
『さくら、おはよー。クラス表見た??』
早希が指さす方向には人の群。
クラス表がある。
今日から新学期が始まるのだ。
さくら
『わ、全然見えないや。』
早希
『ね~。もう少し前で……うわうわ!なんかこっち来た!』
『さくらちゃ~ん!!また俺と同じクラスだね!』
さくら
『み、三浦くん、一緒なんだ!』
三浦政人
さくらの同級生で、いつのまにかさくらの追っかけ的存在に。早希の幼なじみで、早希とさくらが一緒にいるところを何度も見ていた事がきっかけ。現在陸上部に所属している。
早希
『はい三浦うるさ-い。』
三浦
『西田早希という邪魔者も同じクラスだけど、楽しい思い出たくさんつくろうね!さくらちゃん!!』
さくら
『あ、ははは。』
――…
教室に入ると
黒板に座席表が貼ってあった
早希
『これ何順だ??…え~っとあたしはここか。』
さくら
『あたし後ろから2番目だ。』
えっと後ろの席の人は…
氷田楓と書いてある
さくら
『こおりだ……??』
最初のコメントを投稿しよう!