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一方、新選組の屯所では...
「梅の花ぁぁぁ、一輪咲いても 梅はう「やめろぉぉぉ!」
「総司、てめぇ何のマネだこの野郎!」
「え?イライラしているので、豊玉さんの句の朗読をしてあげてるんですよ。」
ニコニコと笑いながら土方の問いに答える総司。
土方は大きくため息をついた。
「「土方さん!!!...綺那が遊女になったってのはほんとうなのか??」」
「わりぃな、土方さん。俺にはこいつらは止めらんねぇ。」
声をそろえながらふすまをスパァァン!と開けて入ってきたのは、平助と左之である。
遅れて苦笑しながら入ってきたのは永倉。
土方の眉間の皺は深くなり、さらに大きなため息を吐いたのは言うまでもない。
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