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そんなこんなで、綺那と平助は仲睦まじく甘味屋に向かって歩き出した。
そんな二人の後を追うように、総司も見回りに向かった。
その様子を最初から一部始終見ていたのは、綺那のお兄ちゃん的存在の新選組二番隊組長、永倉新八であった。
「今日も平和だ。」
この騒がしい風景も日課となっている彼にとっては平和なのかもしれない。
「お、新ぱっつぁん。何縁側でのんびりしてんだ?」
通りがかりに声を掛けてきたのは唯一の槍の使い手、新選組十番隊組長、原田左之助であった。
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