総司と平助と甘味屋と。

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暫くして、妙にすっきりした表情の平助が戻ってきた。 「ごめんな、遅くなって。」 苦笑しながら言う平助。 『ううん、総兄がごめんね。』 「別に、気にしてないし。..そんなことより、綺那ちゃんは何食べるか決めた?」 『うん、私餡蜜にする。』 ニッコリと笑って言う綺那。 平助がほんのりと顔を赤らめたのは言うまでもない。 「お、おう。じゃあ、俺はみたらしにしよ。..すいませーん、餡蜜1つとみたらし3本ください。」 「ほな、少々お待ちください。」 暫くして、餡蜜とみたらし団子が運ばれてきた。 『美味しそう!』 目を輝かせて言う綺那。 「あぁ、ここは俺の一押しの店なんだぜ。」 『そうなんだぁ。..それじゃあ食べようか。』 そろっていただきます。と言って食べ始めた二人。
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