493人が本棚に入れています
本棚に追加
暫くして、妙にすっきりした表情の平助が戻ってきた。
「ごめんな、遅くなって。」
苦笑しながら言う平助。
『ううん、総兄がごめんね。』
「別に、気にしてないし。..そんなことより、綺那ちゃんは何食べるか決めた?」
『うん、私餡蜜にする。』
ニッコリと笑って言う綺那。
平助がほんのりと顔を赤らめたのは言うまでもない。
「お、おう。じゃあ、俺はみたらしにしよ。..すいませーん、餡蜜1つとみたらし3本ください。」
「ほな、少々お待ちください。」
暫くして、餡蜜とみたらし団子が運ばれてきた。
『美味しそう!』
目を輝かせて言う綺那。
「あぁ、ここは俺の一押しの店なんだぜ。」
『そうなんだぁ。..それじゃあ食べようか。』
そろっていただきます。と言って食べ始めた二人。
最初のコメントを投稿しよう!