1人が本棚に入れています
本棚に追加
/12ページ
私には弱点がある
それは 男と虫
小学生の時はそうでもなかったのだが、
中学になり、
「鷹野さんてさぁ、変わってるよね」
「いつも一人だし、勿体無いよね」
「かわいいのに…」
「少しくらい笑えばいいのに」
「関わりずらい」
「変な子。」
そんなの聞きあきた。
私は笑わないんじゃなくて
笑えないんだ。
下品な話で盛り上がり、わらいあう彼女達とは
正直関わりあいたくない。
だけど、私が不登校になった理由は
そんなもんじゃない。
寧ろ、それくらいなら
全然余裕だ。
その出来事は起こった。
私が中学の時、密かに恋を抱いていた人がいた。
名前は広浦 一馬 (Hiroura Kazuma)
向かいに住む男の子だった。
年は同じ。
学校も同じ。
最初のコメントを投稿しよう!