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「はは…、待てよ?俺、何故か死んだ覚えがあるんだぞ?じゃあどうして皆俺のこと知ってるんだよ?いて当然って顔をされたんだが?」
「それが当然なの。だってそれがこの世界の掟だから。ここの皆はあなたがこの学校に入学した時から知っているわ。入学から今まで過ごした記憶がある」
この生徒会長が何を言っているのか涼風には全くわからなかった。世界の掟とか、涼風もよっぽど変なことを言っているだろうが、この少女が言っていることも大概わからない。
「いや、俺この学校に入学してないぞ?試験だって受けた覚えないのに…」
「それがこの世界の掟なの。理解して」
「…どっちが本物なんだよ?」
「どっちも本物。ここは死んだ後の世界だから。第二の人生…とでも言えばいいのかしら?」
何の冗談だろうか。死んだ後にまた過ごす世界がここだと言うのだろうか。
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