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―とある草原―
「…っ…うっ…なんで…なんでよっ!!…」
恋音(レイン)は『泣いていた』…
どんなに頑張っても魔法の使えない自分に悔しくて…
だから彼女は、剣術を磨いた魔法が全てのこの国でそんな努力など意味がないとわかっていても…
「ハッ!ヤッ!オリャァァッ!!!、はぁ、はぁはぁ…」
「・・・ぼくはなんで、魔法が使えないんだろうか……ぼくは生まれる国を間違えたんじゃないのかな……っう…うぁぁん…っ!!」
―数分後
「…帰ろ」
…グイッ、ゴシッゴシッ
恋音は、涙を拭い家に帰って行った…
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