─序章─
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パラパラッ─ピタッ─ 本を開いていくと、あるページで急に止まった─ 「えっ、なに…」 そのページには、呪文が書かれていた─ 「この呪文、ぼくにも出来るかな…?」 恋音は、恐る恐る呪文を唱えてみた。 「─スゥ…」 『─我が名は恋音、水を司る者なり─ 我が名の下に汝の姿を今此処に現したまえ…』 ─ポゥッ 呪文を唱えた途端、本が光だしたのだった─
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