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食堂のドアを開け、すでに数人並んでいるレジの前に並ぶ。並びながらも視線はすでに埋まりつつある席の、とある一角をみていた。
今日も今日とてみんないるようだ。
無事うどんとおむすび2つ(合計四百円)をゲットし、席へと向かう。
「お疲れっす。」
「おぉ、お疲れさん」
声をかければ返ってくる声の数々。
学食で食うときはいつも決まったメンツで食っている。まぁ、ランチメイトってやつかな。
俺以外のメンツは大概いつもそろってここで食っているらしい。
まぁ、みんな他クラスか先輩だからしらないが。返ってくる返事に適当に答えて目当ての席に座る。
「お疲れさまっす。隣すわります。」
「お疲れさま、今日は学食?」
弁当片手に俺を上目づかいにみる、右隣にすわる明らかに俺より小さな彼女。
タッパは150センチあるかないか、細身でメガネ。顔立ちは悪くないが、はででもない。こんな女ならどこにでもいそうだが・・・
彼女にはまわりと違う点がある。
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