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「今日さ、またよびたされたのよー。
髪染めろってうるさいの、あいつら。」
席についてうどんを一口口に含んだとき、不服そうな声で彼女はいった。
そう、彼女が周りと違う点の一つ。。
天然でかなり薄い茶髪なのだ。
始めてみたときはずいぶんとおどろいたぐらいうすく、生徒指導部にかなりしつこく染めるようにいわれているらしい。
いつもいつも「そめてないんよ、なのにあんなにいうんよ~」とぷりぷり怒る彼女を笑いながらなだめるのにもずいぶんなれた。
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