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私たちは喧嘩しながら、いつもの公園に来ていた。
辺りはすっかり日が暮れて、肌寒くなってきている。
私たちは‥‥、肩をくっつけたまま。
沖「はぁはぁ‥いい加減離れなせぇ‥はぁはぁ‥」
神「はぁっ‥サドこそ‥早く離れるネ‥はぁはっクシュン‥」
沖「チャイナ‥寒いのかィ。」
神「さ‥寒くないネ!!むしろ暑いくらいアル!!暑苦しいネ離れろヨ。」
本当は嘘。汗がひいて少し寒い。
‥‥バサッ
沖「風邪なんざひいて、移されるなァ御免だからねィ。」
あのサドが、隊服の上着をくっついてない方の肩にかけてくれた。
なんか、あったかい‥
なんだろ、今日のサド‥
沖「こんな所に一晩中いたら共倒れしまさァ。旦那んとこはさっき出てきてしまったんでねィ‥。俺らが食べた磁石、説明書きを読むと、身体のどこかが引き合ってりゃぁいいらしいんでさァ。」
神「‥‥?」
沖「つーことでさァ‥よいしょっ‥‥と。」
‥‥‥‥え?
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