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－ SeeD －
それは、このﾊﾞﾗﾑｶﾞｰﾃﾞﾝが抱えている傭兵のコードネーム。
ガーデン生徒のなかでもとくに高い能力を有する者たちで構成され、戦闘支援などの任務を小数精鋭でこなす。
SeeDになるためには、筆記、実技による二段階の試験に合格しなければならない。
そして合格し、
認定された者は各地方からの派遣要請に応じて任務につける…。
SeeDの名称は、
庭（ガーデン）で育つ種（シード）に由来するとされ、傭兵としての行動とは別に、ある「宿命」を背負っている……
－－－－－－－－
－－－確か教官からはこう教えられたはず…
よくこれだけ覚えていたものだ。
いつからだろう…
こんなにも人と接することを拒絶し、他人に関心が持てなくなったのは……
いや、多分
俺は生まれてからずっとこうだったんだ。…こう思えるのも、幼い頃の記憶が全く無いせいなのかもしれない…。
だが寂しいと感じたことは一度も無い…
一人で生きようと思った。
だからこそSeeDを志したんだ。
人に頼らず、
一人で生きていく力を身につけたくて……
－－－－そうだ。
『寂しさ』じゃなくて、俺の中にあったのは、ただただ大きな『不安』だけだったんだ… 。
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