魔女と少年

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次の日。 魔女が目を覚ますとなにやらいい匂いがします。 「おはよう、魔女さん!…と、言ってももうお昼だけど。」 「小僧、何をしてる。」 どこから取り出したのか、 少年はエプロン姿でキッチンからでてきました。 「朝食をと思ったんだけど、昼食になっちゃった。」 「そんなことはどうでも…」 「聞いて、聞いて!この戸棚すごいんだ!!欲しい材料が何でもでてくるんだ。ミルクでしょ、トマトにチーズに…」 魔女はしゃがむと、杖を少年の鼻先にあて言いました。
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