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「…知念っ」
起き上がっていきなり引き寄せられればいつもの“君”の匂いがした。
「…っふぇ……っりょうすけぇ…
大好き…。りょうす、けっ//」
涙がポロポロ止まらなくなって涼介への想いも止めどなく溢れて
「目、覚まさなかったらどうしようかと思った…。俺も好きだよ知念。沢山傷付けてごめん。…1から、やり直そう…?」
そうほほを撫でて笑いかけてくる君の顔も懐かしくて
「…うんっ…うん…っ」
頷くことしか出来なくて
「もう、気なんて使うなよ?俺は他の誰でもない、知念を好きになったんだから、そのままの知念を…」
「涼介…っ、せり、ふ…っ臭いよ…っ(笑)」
泣きながらだけどだんだん笑えて来て。必死な顔して君が臭いせりふなんて言うから。
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