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最後の瞬間も君は、笑ってた 「侑李、俺産まれ変わって  絶対また侑李に巡りあって  恋がしたい。そしたら…  また俺の手を握ってくれる?」 弱々しく握る君の手が 僕の頬へ近付いた 「当たり前じゃん…っ  大好き…、…大好きだよ…っ」 「泣かないで…?  また会えるから、絶対に  俺は、…侑李の笑顔が一番……。」 ピーと耳を掠める電子音だけが病室に響いた
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