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… 「…、」 おそるおそる、カーテンを開けて、また胸に電流が走る様にドキンと跳ねる “僕ね、思うんだ  海に浮かんでる綺麗な泡  きっと、  本当に好きな人を愛せた人の  想いなんだって、  ふわふわして、消えそうだけど  確かにそこにあるんだよ” いつも、いつも夢に見てた 名前も知らないのに愛しくて堪らなかった君。 「なん、で」 綺麗な顔で、一筋涙を流して眠る君は いつも夢に見てた、人にそっくりで
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