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「裕翔くん、泣かないでよ」
ベッドから一生懸命に手を伸ばす君に顔を近づけるとほほを撫でられた
僕は笑って見せたけど、
きっと上手くなんて笑えてなくて、
そんな僕を見て君は困ったように笑った
「裕翔くんにそんな顔されたら
僕、死にたくなくなっちゃう」
君がくれる言葉はゆっくり、優しく、でも鋭いナイフみたいに僕の心に染み込んでいく
「…あんなに、嫌いだったのに」
「…え?」
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