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「広い世界も、何も信じられないひとりぼっちの自分も、いつも笑ってた裕翔くんも、大嫌いだった、」 「…うん、」 知ってる、何かに気づくのが怖くて、誰かに嫌われるのが嫌でへらへら笑ってた僕を、君は“嘘つき”って、呼んだ 「でも…っ、もっと生きたかった  裕翔くんともっと一緒に  居たかった、ずっとずっと…ッ」 ホロリホロリと落ちる君の涙、 キラキラ光が反射して 綺麗だった 「…ゆーり…、」
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