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君の暮れた甘い言葉も優しい温もりも夢みたいな時間も 「今」ではもう「過去」で。 大丈夫、大丈夫だよ だって僕は強い子だもん。 幸せになって、なんて 思ってないけど、強がることも出来ないけど、 間違ってないよね? 僕はきっと、すごい事をしたんだ 自分に嘘をついて、二人の幸せを、少しだけ妬みながら、願うことができたから 「これで、正解なんだよね?」 でもごめんね、 君がくれたこのぬいぐるみとネックレスは、捨てられそうにないや 「…匂い、する」 ぬいぐるみをきゅっと抱き締めて、 僕の気は遠退いて行く 「りょーすけ、…りょーすけ…っ」 無意識にも君の名を呼びながら。 end 続編書こうかな 切ないけど良い子なちねんさん書きたかった
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