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とりあえず、屋上に向かう
…、
「…、」
屋上のトビラを開いたらスヤスヤ眠る君の姿に
一瞬、数秒、数分?
釘付けになっていた
(…天使みたいだな、)
「おい、」
「…ん…」
涙の跡、目をこする左手には無数の傷、
…こいつリストカットしてんのかよ
「…んんっ、」
「お前、助けてやったのにお礼も言わねえのか」
となりにしゃがみこんで見つめてみれば
ほんとにきれいな顔をしていた
「っ!、ごめんなさっ…
ありがとうございました…」
ハッと意識を取り戻して慌てたように上記を言うこの可愛い男、
欲しい物、みーつけた。
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