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生徒会室の戸締まりをしっかりして、寮に戻る。もう7時だからか、寮までの道は真っ暗だ。
いつもは一人のこの道のりも今日は違う。
「会長はいつも、自炊なのぉ?」
今日は淳也がいる。
「まぁ、大抵はな。最近は面倒でカップ麺しか食ってなかったが」
「えぇっ!?それは健康に悪すぎるよ会長!!ダメ、絶対!!」
「んー、だがどうにも一人だと色々と面倒で」
…やっぱダメだよな。というかさすがに最近カップ麺にも飽きてきた…が自分の為に飯作るってどうにも苦手なんだよな。
んぁー!!と、頭を悩ませていると淳也が顔をずいっと近づけてきた。
「うぁっ!?びっくりしたー」
「あはは、会長かわい~」
「可愛いって、毎度思うが淳也は眼科に行った方がいいぞ」
えー本当なのにー。なんて言ってる淳也は無視だ。無視。だいたい身長が180ある俺が可愛い訳がない。
「ねっ、会長。もしよかったらこれからは俺と食べない?」
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