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小守純也side
「のえるまだかな―…」
俺は今自分の教室に居る。
机に突っ伏しながら職員室に呼び出されたのえるの帰りを待ってる最中。
周りの奴らは入学式が終わって友達作りに励んだり、一人で過ごしている奴らが居る。
俺は別に友達100人目指してる訳でもないし。
のえるが居るからま、いっかーって感じ♪
あ!でもでも、俺と友達になりたいってゆーヤツが居たら喜んで友達になるよ?
断るほど俺心狭くないしー♪
自分で言うのもなんだけどさ
俺周りから見たら……ちょっとチャラ男?………っぽいから近寄って来る奴は今んとこ居ない。
あ、このオレンジは地毛じゃないから!
なんかさ、かっこいいじゃん!
染めたいお年頃だし?
まあでも、
この頭のせいでモノホンの不良さん達に目ぇつけられたりしちゃう事もあるけどね。
俺的には、かかってこいやーって感じなんだけどさ、
のえるがケンカするなって言うんだもん!
え?
なんでかって?
『小守に怪我してほしくないから』
ノンノン♪
そんな甘っちょろいお言葉
のえるが俺に掛けるとでも?!
かえってきたお言葉は確か……
『ストレス発散』だったかな?
あいつ、俺に近寄って来る不良さん達みぃーんな
フルボッコ♪
不良さんボコってる時ののえるはそりゃあもう楽しそうな顔ですこと!
そんな訳で、俺に目をつけてケンカ吹っ掛ける輩はみぃーんなのえるの餌食になっちゃう訳で。
―――ガラガラガラ
あ
のえる帰って来た!
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