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「のえるがいないって先生達カンカンに怒ってたぞ!」
「…ハァ……めんど…」
「ちょっ…おま、どこ行くんだよ?!」
「帰る」即答。
そう言ってのえるは屋上をあとにし…
ようとしたその時。
ピンポンパンポーン
『ぁーぁー…マイクテストマイクテストー。
ぇー……っと、誰だっけ???』
「「…………………。」」
『あ、そうだそうだ思い出した。1年B組雨宮のえるー至急職員室までー。ダッシュなダッシュ。来なかったらおピンポンパンポーン』…
「…………だってよ、のえる…。」
「……知らね…。」
若干イライラが溜まってキレ気味ののえるに、小守は哀れみの眼差しを向けています。
「…いってら!」ニコッ
「……。」
行かないとお仕置きだぞと言いながら、小守は笑顔でのえるの背中をポンっと押してやりました。
のえるが職員室に行くまでの道に居た生徒は、
のえるの恐ろしい不機嫌オーラに目を合わせるができなかったそうです。
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