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ぶつかった何かは人だったらしく。
のえるも人の子です。
ぼーっとしていた自分が悪いということぐらいは分かります(←オイ)
「スミマセン。」
と
なんとも誠意の感じられない棒読みの謝罪をして
さっさと横を通りすぎ……ようとした時、
がっ
腕を捕まれてしまいました。
少しイラっとしたのえるは顔を上げました
そこには
身長が180くらいの長身で
さらさらで肩より上の黒髪にキッチリ着こなされた制服。
その顔は、切れ長の目で
一言でいうと
「美形」と言う部類に入る人でした。
「………。」
美形さんは無言でのえるをじっと見ながら
腕を掴んで離しません。
さすがののえるもしびれを切らして
殴るため拳をつくったその時。
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