1人が本棚に入れています
本棚に追加
余杉高校に通う成宮新。
「明日は何の日かわかるか?」
真田智樹が言う。
「明日はお前の弟の誕生日だろ。」
「よく覚えていてくれた!友よ!そんで、プレゼント何にしよっかな~って考えてるんだけど、一緒に考えてくれよ!」
「ん~...、お前の笑顔をあげれば?」
「おい!俺が笑ったら、頭痛と嘔吐が止まんねぇよ!」
笑いながら、家に帰っていった。
「ただいま、、、っていっても誰もいないか」
父、母は仕事で、弟は友達の家で遊んでる。
最近いきなり急死する事件などが多くあるのだ。原因はわかってない。このことを、世間はシーアウトと呼んでいる。
「最近は物騒だな~。」
夜になって、父、母、弟が一気に帰ってくる。
父はいきなり俺を怒鳴りはじめた。
「新!お前勉強も運動も中途半端で、それでいいのか!?お前がいいならそれでいい!だが、なにか一つでも、夢中になれることを見つけるんだ!人を助けたりとか、なにか見つけろ!」
「は?帰ってきて早々なに言ってんの?自分の人生は自分で決める」
俺は黙って部屋に戻った。
「なんだよあのじじぃ。」
そこで、弟の久光が俺な部屋に入ってきた。ケガをしていた。
「そのケガどうした?」
「兄ちゃんの友達に殴られた。」
「誰だ!?」
「智樹さん。兄ちゃんからもらったペンダント盗まれた。」
「智樹が!?」
「うん。取り返そうとしたら、こうなった、、、。」
「くそ・・・。智樹のやつ!」
最初のコメントを投稿しよう!