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「成宮!大丈夫か?」
同級生の、石村司、本多壮太、堂上獅龍の三人が見舞いに来た。
「ありがとな。司、本多、獅龍。」
「当たり前だろ。それより、お前んち大丈夫か?母ちゃんと父ちゃんも大丈夫か?
「いや、大丈夫じゃない。父さんは・・・。」
「そっか・・・。とりあえず、困ったことがあったら俺らに言えよ。じゃあな。」
「うん。ありがとな。」
みんなが帰った。
テレビをつけたら、俺の家が映っていた。焼き跡となって。
「一体何が起きたんだ・・・。なんでこうならなきゃいけないんだよ・・・!」
三日後、俺は自分の家を見に行った。
何も残っていなかった。
「残念ですね」
つぶやくような声で誰かが言った。
「あんた誰だ?」
「失礼。私は警察官の城戸潤と申し上げます。」
「その城戸さんがどうしてここに?あんた、なんでこうなったのか知ってんのか?」
「いや、全くわかりません。ただ、いきなり爆発すると言うのも何かがおかしい・・・」
「ならあんた、早くこの事件の犯人捕まえてくれよ!ぶっ殺してやる!」
「落ち着きなさい。大丈夫です。必ずや捕まえて見せます。」
「頼む・・・!」
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